HOT ! 陶器製の洗面器 戦時 戦中 琺瑯製の代用品　日本の歴史を語るヴィンテージ生活小物

本品は、地方の古い家の物置奥に置かれたままになっていました。やや厚手の白い胎の洗面器で、上部に細い青の線が施されています。白と青が清潔な洗面器という印象を与えます。そういえば、昭和30年前後、小学校などの保健室にこんな手洗い洗面器が置いてあったような記憶があります。　昭和30年代の白い洗面器は、琺瑯製の製品とされます。30年代の放浪製を手にすることが無いため確かな比較はできませんが、今日の琺瑯製の鍋などを金属で軽く叩いたときの金属的な音と違い、本品をたたくと、陶器をたたいた時の済んだ音がします。また、本品の裏には、陶器に見られる、いわゆる高台もあり、これを覗いて胎全体に白の釉薬がかけられています。　陶器製の白の洗面器は、戦時中に、琺瑯など金属製品が不足し、昭和16年（1941年）の金属回収令によって金属を供出せざるを得なかったときに、代用品として陶器製洗面器が製造されました。　本品裏に、他の陶器製の類例に見られるような、製造所などは記載されていませんが、本品も代用品として製造された陶器製洗面器と言えます。古い家の物置奥に残されていましたので、戦時中の洗面器が、そのまま残されていたと考えらます。　厚手で重く、陶器ならでは純白な色と細い水色の縁など、独特な味わいと懐かしさをかもし出しますし、戦時中の生活事情を伝える、歴史資料として評価され収集や展示されています。　また、人手をかけて製造した昭和前期のレトロ感あふれるフラワーベースや金魚・メダカ用の水槽としても、おしゃれに使っていただけると思います。 あまり使用感はなく、傷もありません。製造過程で生じた釉薬の不均等や、また、生き延びた戦中からの経年変化（縁の外側裏の若干の汚れなど）は、見られますので、これらの点は御了解ください。サイズ　緒径　約30㌢　高さ　約9㌢　縁の幅　約3㍉。焼締自然釉家灯り。アフリカ盾　台座付き。茶道具 京焼 京•洛西 大野桂山 造 楽焼 白楽 鳥獣戯画 兎 抹茶碗 楽茶碗。花瓶 骨董品。陶芸電動ろくろ。中國美術 双耳竹纹样壺 青華染付水指し。花器　高麗青磁　壽安窯　（桐箱入）。吉田喜彦　志野徳利。【値下] 人間国宝 加藤貞男 鼠志野 花入 【真作保証】。【花瓶1】有田焼　瓢形　瓢絵　12号　崋山万右衛門　共箱。【長棗　虫秋草】新井司峰　共箱。祥瑞　瓢形水指（箱付き）。希少品］中国古美術　明時代七宝焼壺　古銅製。九眼天珠 装飾品　キャッツアイ